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五行説で考える「水」の暮らし

前回のエッセイで五行説を取り上げ、コロナ=火のエネルギー鎮めるには水の力が必要。だから、水に象徴される「冬」の暮らしを今はしましょうよ、と書きました。冬はとにかく氣を補充するとき。外は春爛漫なのに、どうして冬の暮らしなのよと言われそうですが、それだけ人のリズムが自然とずれてしまっているのか、ずれていることを知らせるためにウイルスが

ひとりで過ごす静かな時間に伝統医学を深める

今頃、本当は新刊が出版されているはずでした。準備が始まったのは昨年秋。でも、なんとも不思議な、不可抗力ともいえる事情により出版は延期。そのとき編集さんに意志確認をされて、「2020年の秋に出版させてください」と頭を下げて、『よき本を出すぞー!』なんて息巻いて。でも、よい本て何だろう?売れる本?世の中に必要とされる本?ずっと世に残る本?・

厳しさに耐え抜く生命力 ー森林限界線に生きるブラック・スプルースー

Black Spruce 学術名Picea marianaアラスカの樹木帯とツンドラ帯の境、いわゆる森林限界ライン。地球上でもっとも過酷な環境のひとつに生育するブラック・スプルース。和名で黒唐檜(クロトウヒ)。冬の香りの代表格です。冬は、東洋医学的には「陰」の時季。じっとして、たっぷり栄養と睡眠を取って、動物たちが冬眠するように春からの活動に備えてエネルギーを溜め込

「そのままで。」何もしない、のも行動のひとつ。―ベルガモット―

香りは時として不思議な、でも大切なことに気づかせてくれるメッセージを届けてくれます。先日、イメージング・ワークで向き合ったベルガモットの香り。私が大好きな香りのひとつ。未熟なグリーンの果皮を絞ったエッセンスから溢れるのは、これから太陽の光をいっぱいに浴びて成長するぞ!というフレッシュなエナジー。「光を吸収して成長する」質はベルガモ

哀しみの樹の香りは 変容に優しく寄り添う ―サイプレス―

Vincent van Gogh【糸杉】 1889年6月キャンバスに油彩 93.4×74cmメトロポリタン美術館蔵晩秋の香りといえばサイプレス。私はこの香りに、どうしてもゴッホを重ねてしまいます。37歳で生涯を終えた彼が、晩年にモチーフに選んだサイプレス(糸杉)。人間との関わりは古く、古代エジプト時代には「棺に入れられていた」と記録されています。古代ギリシャ人は、サイプレスを