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五行説で考える「水」の暮らし

by 小林ケイ

前回のエッセイで五行説を取り上げ、コロナ=火のエネルギー鎮めるには水の力が必要。だから、水に象徴される「冬」の暮らしを今はしましょうよ、と書きました。

冬はとにかく氣を補充するとき。

外は春爛漫なのに、どうして冬の暮らしなのよと言われそうですが、それだけ人のリズムが自然とずれてしまっているのか、ずれていることを知らせるためにウイルスが発現したのか、人の氣が消耗しきっていて、自然から置いてけぼりをくらって冬の暮らしをさせられているのか・・・理由はわかりませんが、外出自粛が全国規模になったということは、今は私たちは素直にそれを受け入れ、実践することで先の変化を生み出すのが賢明でしょう。

せっかく冬の暮らしを与えられているのだから、とことんそれをやり尽くす、というのも大事です。中途半端にしない。しっかり向き合い堪能する。

外出を控え、家の中で静かに過ごし、たくさん寝て、身体を温めて、おいしいものを食べて氣を蓄える。

今回は、それ以外にどんなことを意識すればよいのかを、五行の「水」の性質から考えてみたいと思います。

― 水は下に落ちる「潤下」 ―

今の状況で、気分が沈む、落ち込むのは自然なことです。無理しない。自然でいい。カラ元気に振る舞って、無駄に氣を消耗することはないのです。春の陽氣に誘われてウキウキしてしまうけれど、その奥にいるちょっとテンションが下がっている自分も受け入れてあげましょう。

― 水が関わる感情は「恐」 ―

ウイルスに過剰な恐れを抱いてしまう人は多いと思います。氣が弱っていると、この感情は強まります。とにかく氣を蓄えましょう。そして大切なのは、自分の感情を無視しないこと。もし、恐い、と感じるなら。素直に恐がっていいのです。恐くないふりをする方が氣を消耗してしまいます。でも、怖い!と感じたら、すぐに「氣を補充しよう!」に切り替えましょう。気分転換です。アロマは超おすすめ。なぜならエッセンシャルオイルは植物の氣の塊だから。(これはまた別の機会に書きたいと思います。)

― 水が関わる徳は「智」 ―

水は流動的で、どんなところでも姿を変えて存在できることから柔軟、知恵、機敏、臨機応変の質といわれます。一気に世界が変わり、もう以前と同じには戻れない。それなら、新しい時代に合わせてどんな風に生きようかと知恵を使って作戦を練るときです。水は特に柔軟性、スピード、臨機応変、がポイント。

― 水は集まる質 ―

水は生命の根源。そこから冬は、自分のルーツを辿り、人生の目的やテーマを考える時期なのですが、何事にもバランスが大事で、行き過ぎると自分の内側のことしか見えなくなって外の世界に無関心になる恐れがあります。

雨粒が集まって自然と水たまりをつくるように、水には仲間と集まり、つながるという質も。氣が合う仲間とzoomで繋がってコミュニケーションを取る、というのは今時期の暮らし方に合っているんだろうな、と感じます。

― 水は澱みやすい ―

肉体の中で一番多くを占めている水(体液)。水は澱ませず、清らかに流してあげたいですね。細胞から排出される老廃物、重金属、化学物質、腸に住まう寄生虫・・・私たちの身体の中にはいろんなものが溜まっています。感情も、記憶も、水に溜まると思っています。ストレスにならない程度に、体内のデトックスをするのもよい時期です。動かないと、どうしても水は澱んでしまうので、軽い運動はしたいですね。

こんな風に、挙げ出したらキリがないのですが。

何にせよ「自分に正直に」の意識を大切に。今は氣を溜める時期。やりたくないことを無理にやったり、つながりたくない人と無理につながる必要はないのです。それが氣を消耗させてしまうから。やってみたいことをチョイスする、それで十分。

本当にやる必要のあることだけやる、本当につながる必要のある人とだけつながる。その「必要」が、どこから来ているのか?を考える。ひとりひとりが自分に正直な選択をしたら、世の中の空気がだいぶスッキリするのではないかと感じています。

小林ケイ 公式サイト

https://www.kobayashikei.info/

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